こんにちは、とびおば管理人です。
退職してからかれこれ7カ月が過ぎ看護師の仕事は全くしていませんでした。
やっと働いてみようと前向きな気持ちになり単発の訪問入浴を考えました。
派遣先に、訪問入浴を「未経験でも良いか」問い合わせたところ、「問題ない」との返答でした。
少し不安は感じましたが、思い切ってお仕事に行きました。
結果は、予想通り体力的・記憶力の衰えと、多少の腰痛と筋肉痛になりました。
しかし、久々の仕事で良い刺激を受けました。
何とか、ヘルパーさんとドライバーさんにフォローされ無事に終えれましたが、反省点もあります。
訪問入浴に必要なのは、協調性と利用者さんが使用していた通りに元通りに直すこと。
訪問入浴はドライバーさんヘルパーさん看護師の3人で、仕事をします。
朝から夕方まで訪問入浴車で昼食を含め、利用者さん宅を訪問します。
看護師の仕事は、状態や処置の内容を確認して、入浴前後のバイタルサインを測定し、利用者さんの変化などを観察することです。
必要があれば、ご家族に情報を得て記録しました。
後は、必要な軟膏やガーゼ、テープ薬の張替え、経鼻カテーテルのテープ交換などです。
利用者さんの状態も様々ですし、ご家族の希望などもあります。
細かい事はヘルパーさんが慣れていらっしゃたので、助けられました。
実際のお仕事では、移動時間に、カルテの記録や情報収集しました。
場所によっては、3分くらいで到着することもあり、記録をしていると、充分な情報を確認できずに現場に向かう事もありました。(8件のうち1件程でした。)
お仕事前に、派遣先から、体の洗浄の方法の画像をメールで送付してもらい前日までに読み込みました。
実際は、慣れている方のやり方があり、流れの一部に多少の違いがありました。
病院とは違い、巡回入浴では、利用者さんはお客様として接する必要があります。
まず、その点に違いがありました。
また、いつもいる自宅や施設の場所での入浴ですから、自分のいつもの都合に合わせるのは当然ですね。
お風呂上りなので、化粧水を何種類か塗ってほしい方もいらして、瓶がたくさんあり、どれをどこに塗るのか、戸惑った場面もありました。
また、冬の為か、指先が冷たく、サーチレーションが測れない方もいて、数分かけてやっと測れたりもあります。
一番の感想は、めまぐるしく1日が過ぎたという印象です。
一緒に回ったスタッフの方は、入浴中の行動を見ていると、優しい方々でした。
また、利用者さんやご家族から「ありがとう」とお声がけいただいたのは仕事のモチベーションになります。
スタッフの方に、ハッキリ注意すべき時は言われますが、フォローやアドバイスも沢山もらいました。
入浴の準備やご利用者さんの移動と片付はヘルパーさんとドライバーさんがなさっています。
お二人のスタッフの方が、度々仕事をこなしてるかと思うと尊敬します。思いやりがないとできない仕事です。
私の場合は、もともと腰と首を痛めていて、前かがみの姿勢が多かったので、軽度の腰痛を起こしてしまいました。
派遣から帰宅しシャワーと家族の夕飯を作り、夕飯も食べないまま、翌朝まで眠ってしまいました。(爆睡です)
一方で、久々に「働いたー」という実感が沸き上がりました。
まとめ・考察
訪問入浴での看護師の仕事は、バイタルサインと状態の変化を記録し、必要な処置をすること。
それ以外にも利用者さんの要望に合わせて、対応する。
スタッフの方々の、お風呂のセッティング片付はとてもテキパキとこなしていました。
利用者さんの身支度が終わって、バイタルサインをしているとすぐに退室する時間が来る印象でした。
手早くバイタルを測るのが基本ですが、サーチレーションが感知しない場合は手間取りました。
ほぼ問題なく測れるのですが、指先が冷たい方がたまにいらっしゃいました。
また、聴診器(ダブルタイプ)がトロトコフ音が聞き取れない時があり、自然に聴診器のシャフトが回っていたことに気づきました。
私は、今までシングルタイプの聴診器ばかり使っていましたので、気づくのに時間を要しました。
以上の2点と利用者さん情報が完全には頭に入らず、カルテを見ながらチェックしたので、時間がかかりました。
上記はバイタル測定が手早くできる方には問題ないことだと思います。
私自身の課題は、直前のカルテの情報で、すべてを記憶できるかが問題です。
午前中の人と午後の人で分けて、目を通すことが良いかもしれません。
場合によってですが、5種類以上をそれぞれの場所に間違いなく塗るのは、難しかったです。
足趾に薬を塗り忘れたことをカルテで確認して、再度靴下を脱いでから塗りましたので、一層時間がかかりました。
しかし、大体は2~3種類なので、多い人の場合はカルテを確認すれば問題ないでしょう。
入浴前にバイタル測定時にカルテを開くので、使用物品を準備して確認するのが私が感じたコツでした。
とはいえ、一度派遣で体験しただけですので、場所によって違いがあるかもしれません。
その場合は入浴手順のように、一緒に働くヘルパーさんに、いつものやり方を合わせた方が良いかもしれません。
体力に自信のある方や時給が良いので、1度派遣で仕事を体験して自分に合うのか試してみると良いかもしれません。
最後まで読んで頂きありがとうございました。