退職の引き留め、退職までの体験

1年半前、私は上司に退職を申し出ました。

周りのスタッフの不足がないことを考えた上の行動でした。

その時上司はすぐに了承してくれました。

「一か月を待たずに早めに辞めてもいいですよ。」との返答でした。

しかし、他のスタッフの強い引き留めに引っ張られ、辞めるに辞めれなくなりました。

経営者ではなく、スタッフが私の退職に難色を示したのでした。

それでも、時間をかけ説得して退職へ。

準備不足の退職の申し出だった?

私は、数年前から考えた上の退職の申し出でした。 

しかし、先輩のスタッフが、経営者に詰め寄り、退職を白紙に戻されてしまいました。

確かにスタッフは足りていますが、それぞれの仕事の量は希望通りではなく、私自身も他で単発バイトをすることもありました。

だからこそ、退職することで問題解決になると思っていました。

なぜ、スタッフに退職を撤回されなければならないのか?と疑問に感じました。

今思えば、先日私に電話があり、今後の不安を言われていたので、そのせいで私が退職を言ったと思い、撤回したのかもしれません。

そのことで、とてももやもやした気分になり落ち込みました。

退職することは、もう3年前から考えていたのですから、そのことは先輩にはわざわざ話すこともしていません。

なぜなら、過去に私が他の仕事に挑戦してみたいと話せば、先輩に

「夢を仕事にすればそれが嫌いになる」とアドバイスされていたからです。

そのアドバイスは、一般論だと思います。確かにそう感じる人もいるでしょう。

しかし、逆にあと何年生きるという保証もなければ、何もしなければ、人生の終わりに後悔することも考えられます。

退職を否定されると感じていたので、あえて話しません。

引き留められた後、逆に私は必ず退職すると決意しました。

退職できないで1年経過、また辞めるか考えた。

その後、他のスタッフの退職もあり、一段と辞められない状況になっていました。

そして、突然上司が逝去されました。

個人経営だったので、そのまま退職になると考えていました。

しかし、実際は経営が譲渡されて、現在のスタッフのまま仕事が継続できることになったのです。

それは、一見今の仕事を続けることがメリットだらけのように見えました。

でも、心はもやもやするのです。

条件も変わらず慣れた環境での仕事を望んでいるのか?

今後も退職(あと4年)まで続けるのか?

私は本当はどうしたいのだろうか?

今まで私なりに、苦手な仕事も努力してきました。

そして、仕事での人とのコミュニケーションの楽しさや、勉強になること、人の優しさに感謝することはたくさんありました。

その一方で、今の仕事に対する、自分の興味やワクワクを何年経っても感じないのです。

安定した仕事=そういうものだと思います。

18年ほどの仕事の経験はあります。そして、一時的にやりがいを感じたこともありました。

しかし、何かが違う。仕事をしても、大体3年ほどで退職することを繰り返してきた。

自分にあっていない仕事なのではと、薄々感じていました。

あきらめず退職の意思を話す。退職が受容されても状況によりまた引き留め、その後退職へ

その後も、認めてくれなかった先輩に、なぜ退職するのか何度も話しました。

結局残ってほしいと言われるばかり。

次の仕事を決めていないことも、引き留められる要因の一つ。

しかし、肝心の自分のやりたい仕事は、まだはっきりと見えていません。

ただの我儘だと言われたらそれまでです。

きっと理解できないと思います。

そして、生きる方向性がなんとなく見えかかったときに、先輩から諦めや理解が得られました。

最初に退職を話してから、1年半以上かかりました。

退職が決まってあと一か月の頃、また不穏な空気が訪れます。

今度は職場の管理者がはっきり決まらないと・・・

それで、他の上司が、私が辞めてから仕事をしない予定なら、続けてもらわないと困ると言い出します。

新しいスタッフがいつ来るかわからないという不安からの発言だと思った。

残ってしまえば、今までの繰り返しで、自分の気持ちを押し殺して仕事をするのか?

私は無言で返答できませんでした。

他のスタッフもいる前で言われたこともありました。

このまま残ればフルタイム勤務決定です。

自分の時間がほとんど仕事に費やされます。

しかし、その後、スタッフの面接の申し込み電話がかかってきた。

他にも問い合わせがあった様子で、今後の方向が決まり次第採用になる見込みになった。

このことが私の気持ちを、前向きに向かせるきっかけになった。

あと数日で退職だと。

今までの振り返り、気づいたこと

これまで、退職を考えても引き留められ、時間をかけてやっと退職に至りました。

人との摩擦を避け見ないふりして人に合わせて凌いできた私が、ずっといました。

意見を言うべき時に正直に言わなかった結果、すべて自分が招いたことかもしれない。

自分の本心をどれだけ無視して守れていなかったか

そんな心の鬱積が、痛みやしびれなどの体の状態に影響していたように感じます。

今までは、被害者意識で人に責任転嫁するという、楽な生き方を選んでいたように感じます。

その考え方のまま例え職場を変えたとしても、物事の解釈や行動を変えなければ、現実が変わるわけがありません。

結局のところ、人を通じて自分を見ているのかもしれません。

それが、学びなのかもしれません。

今回の職場の人間関係の中で、私も相手と同じ部分を持っているのかもとも感じました。

光りも影も自分なのです。

「自分らしさとは」をテーマに自分の心を受け止め。

これから、人とのかかわりを楽しんでいきたい。

生かされていることを決して忘れてはいけないと感じている

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