こんにちは、とびおば管理人です。今回は興味を持ったエニアグラムの講座の体験談をシェアします。
数か月前のある日、ブログの師匠の千聖さんから、エニアグラム基礎講座のお知らせが届きました。
私は数年前から、日記をつけ自分の感情と向き合うよう心掛けていた。
しかし、向き合うにも一人では限界があり、第三者の意見は重要だなと感じることもたびたび・・・・・・
そして、自分の内面に向き合っても、あるがままの自分を受け止めていないことに気づいてしまう。
それは認めたくない自分の一部分、分かっていても受け入れたくないグレーの部分だ。
それに気づけたのは、師匠のメールや送られた言葉によることも大いにあった。
つまり、自分一人では気づけない自分の死角だと感じていた。
自己理解を促す学びのチャンスと考え、もっと自分を深く理解したいと、講座を申し込んだ。
エニアグラムとは
ギリシャ語で、エニアは「9」 グラムは「図」を意味します。
大きく分けると9つの大まかなタイプに分けられ、その9つのタイプは一人の人にすべて持ち合わせているものです。
しかし、人によりタイプの強弱があります。
タイプの強く出る部分がその人の個性になるような感覚だと講座では受け止めました。
講座が始まって間もなく、インターネット上に、エニアグラムの無料診断があったので2~3回自己診断をしてみたことがある。
質問の数や、問いかけが微妙に各ホームページによって違いがあって、タイプの結果が3種類に分かれてしまった。
どれが自分のタイプかはっきりとは分からない状況。
講座の中で、ネット無料診断で結果がバラバラな事を先生に話してみると、客観的に判断する人が居なければ、特定できないという事でした。
ネット上でのエニアグラムの情報は、就活での適職診断などに活用されているようだった。
適職診断の補助的な診断だったので、間違って判断すると、後々自分に合わないという事にならないだろうか。
ネット上の無料診断は、あくまでも参考程度にとどめておこうと考えた。
実際に申し込んだ講座を始めると、かなりのボリュームで
エニアグラムが単にタイプ別診断ではないと感じた。
なぜなら、その人の心の状態によって、その時々で違いがあるからだった。
現実の出来事に、前向きな心なのか、平常心なのか、不健全な心
なのかで、同じタイプでも違いが出る。
その日、その時の時間帯によっても、心の状況は刻々と変わるからだ。
置かれた状況や出来事で心は移り変わる。いつも一定ではないことは、自分自身がいつも感じていることだ。
「自己探求、自己認識に役立てるための学問」
であるエニアグラムは、自分がどのような状態の時に成長しているのか、
逆にどのような状況が、ストレスの状態になっているのかを
9つの図を見て理解できるように感じた。
過去を振り返ってみると、ストレスの時のパターンがよみがえる。
ストレスがかかっているときには、ストレス方向にあるタイプのマイナス面な行動をしている。
自分らしく生きていない時のようだ。
逆に、自分らしく生きていれば、より成長方向のタイプの良い面が現れてくる。自然とよい方向に向かうようだ。
自分の過去を振り返ったときに成長方向の時が一時期あったことを思い出した。
確かに、その当時は人間関係のストレスを感じずに仕事を楽しんでいた記憶がある。
とはいっても、自分らしくをいつも維持するのは難しい。
しかし、心の状態が悪化する前に早く気づいて手当できれば、今よりもよりよく生活できるのではないだろうか?
自己探求のためのエニアグラム診断をしてもらう
エニアグラムの基礎を学び始めて、
「気質とは?」
という言葉で、自分の気質って何だろうとただ性格的なことのみ思い浮かぶ程度だった。
しかし、講座では、気質とは生まれてから一生変わらない、人間の魂の芯の部分らしい。
自分が生まれる時から持ってきたもの?
講座が進んでから、講師の先生に郵送された、エニアグラム自己診断を行ったが、タイプの3つが同じ点数になった。
「本来の気質はどのタイプかわからない」
「講義で聞いた、今まで育った環境や後天的な社会人としての常識的な感覚が混ざっているのかもしれない。」
今までの周辺の人から教えられた考えや行動、社会人になって習得してきた考えや習慣(「~べき」な考え)
よく言われる性格の中に気質が含まれているみたいなものだと感じた。
後に個人セッションをして自分のタイプを講師に判断してもらう。
診断をしてもらい、おそらくこのタイプとわかったときに、”なるほど”と感じた。
なぜなら、今までの自分が悩んできたことと自分の性格にもかかわってきた言葉だったからだった。
同時に、自分が今後何が課題なのかが分かった。
私の場合は、
「等身大の自分を受け入れ肯定して尊重することだ。」
「うまく生きていいし、幸せになってもいいよ」
「ダメな自分でもいいじゃない。それが自分だから」
「自分を許さないと相手も赦せないよ」
そして、タイプ診断の中に、自分の課題となる内容が書いてある。
今現在は、上記のことができていない事ばかりだった。
タイプ診断には、もう一つのサブタイプもあって、サブの中にも同じく課題が見つかった。
一番参考になったのは、一日の中でも、心のレベルが変動することだ。
何か、躓きがあると焦ってイライラしたり、勝手に落ち込んで一人でブルーになったり、という事が大いにある。
心はコロコロ変わって、まるで天気のように移り変わっている。
心の状態は、天国のような状況なら、理想の世界に向かい、普通だと平凡な毎日、底辺は、心が破壊されるような世界に向かうようだ。
しかも、何かトラブルが起きた時ほど、無意識の自分の気質が出る。
タイプが決まっても、状況によって、良い方向に向かったり、悪い方向に向かったり。
特に、自分がストレスを感じたときの、無意識な行動が自分のストレス方向になる。
まとめ
正直に言うと自分が理解できたとは思えない程、膨大な内容だった。
しかし、自分のタイプと課題が見えたことは大きな収穫だった。
そして、自己診断ではタイプ診断やサブタイプ診断に至らなかっただろう。
エニアグラムのタイプ診断は、客観的に判断してくれる先生が必要になる。
また、客観的な目と沢山の知識と情報がなければ、判断は不可能なことだと講座を学んで感じた。
9つのタイプは、全員が持っているものであって、その要素の強い部分がその人のタイプになる。
9つのタイプの中で、自分の強い個性は心のレベルによって、タイプが行ったり来たりしているように感じた。
一番気になったのは、適職だった。
今までかかわってきた職業も全く向かなくもないが、自分の気質を生かすにはちょっと違和感がある。
なので、これからの仕事は、自分の性質に合わせた仕事選びが必須になる。
とりあえず、なぜ、これまでの仕事が、必ず体調が悪くなったり、辞めたくなったりしたのがエニアグラムを通して、はっきりした。
自分の特性を考慮出来ていなかったからだ。
今後は、自分のストレス方向に進んだ場合に、気づいて方向修正できる様に活用したい。
特に、仕事に関しては、慎重に選んで自分に合わない無理な環境に身を置かないようにしていきたいと改めて感じた。
今回は、ミーシャ先生にZOOMでの講習と個別診断をしてもらった。本当に知識の膨大さには驚かされました。
また、個人診断してもらって、はっきりとタイプ診断ができて良かった。
同時に、自分が想像するタイプとかけ離れていたので、驚いた部分もあった。
しかし、幼少期からの自分の行動を振り返ると、意外と当てはまっていたりしたので、そこに自分の生まれながらの気質が感じられた。
また、エニアグラムは自己探求の学問と教わったが、自分と同時に周りの人の理解のヒントにも役立ちそうだった。
講座を受けている途中で、自分の近くにいる人たちが、このタイプなのかな?と時折頭に浮かんでいた。
自分の理解と同時に理解できていない人たちの受容の助けになれば、尚更ありがたい。