40 代で、4本の歯を抜く事になり、悩んだ体験、15年経過し当時を振り返る

失った歯は虫歯ではなく、歯の本体は残っていました。

しかし、歯槽膿漏で歯の土台が破壊された私の歯はグラグラと存続できない状況に。

隣接する歯を4本を一気に失った過去。

悩みに悩んだ末に、土台の骨を補強してインプラントに至った。

80歳まで20本とよく耳にするが、生きている限り噛むことは大事だと思い知らされた出来事でした。

15年以上経過して、当時から現在を振り返ります。

歯を4本抜歯する必要性を告げられるまで

子供のころは、両方の犬歯が外に飛び出し歯が重なっている八重歯の状態で、歯磨きが難しかった。

親世代は共働きで、祖母が主に面倒をみてくれた。

祖母はおやつは買ってくれるが、私に歯磨きや仕上げ磨きなどする習慣はない。

結果、小学生の頃から、歯科に通い。虫歯治療を行い

高校になっても、虫歯予防の意識はなく、歯を削る治療のくりかえし。

20代になり、親知らず(8番第三大臼歯)が横から生えてきて、上下4本を抜歯。この時32本が28本になった。

その後、多忙なこともあり、歯槽膿漏(歯茎に晴れや出血)はや虫歯で主に右の八重歯を含む(右上2~4番:2側切歯、3犬歯、4第一小臼歯)の治療をした。

30代になり、子供を3人出産と子育てから、多忙、で子供を預けてまで歯科治療は通えず放置した。夫も忙しく、土日も不在がちであった。

治療を放置したことでその後後悔することになります。

結局40代には上前歯の2~4番の歯槽骨(歯を支える骨)まで失うほどの悪化。

支えの歯槽骨(歯を支える骨)がなければ、前歯4本はどうなるかというと!

40代で私の歯は土台を失い、抜いてしまうしかない状態でした。

抜いてから、部分入れ歯にするか、表面だけのブリッチにするかの選択を提案された。

その後、インプラントを知り、大学病院の歯学部に受診して、検査し治療の提案を聞く。

ブリッチ・部分入れ歯・インプラント(自己骨移植)の三択で考える。

歯槽骨が破壊され、骨の土台を失った私に、最初の個人病院の歯科医は、ブリッチ・部分入れ歯を提案。

大学病院の医師は、自己骨移植の後、インプラントを提案。

ブリッチ・部分入れ歯・インプラントその3つはそれぞれどういう状態になるのか考えます。

まずブリッチをするには周囲の歯を削る必要があること。見た感じは歯がある。

しかし、噛めるのか?しかも4本分のエリア。反対の歯で食べ物を噛むことを想像しました。

部分入れ歯は、他の歯に支えとなる金具をはめて使用、ブリッチよりは噛めるかもしれないが、安定性はどうだろう。

入れ歯の安定剤や毎日の消毒が必要だ。

インプラントは経済面を考えると、高額である。しかも、自分は歯槽骨の土台がないため、すぐに施術は不可能。

しかし、骨移植すれば、インプラントは可能になる。

当時40代の「見た目だけのブリッチ」と「入れ歯」にはかなり抵抗がありました。

しかも、インプラントもそう簡単にはできない。

どれを選んでも、何かしらのデメリットがある。

悩みに悩んで・・・

夫とも相談して…悩んで・・・

金額もかかるが、今後何年生きるか不明だが40代前半で片方で噛む生活をずっと続けることができるか?

悩んだ結果、自己骨移植とインプラントを選ぶ。

結局、噛めることを一番の目的にして選択した。

もしも、長生きすれば後40年はあるかもしれないという事。

また、ブリッチ・入れ歯であっても、この先も歯科に通う必要はある。

これからの治療は3年ほどかかることになる。

まずは、2007年に抜歯を行い、病巣を治療。約一年かかる。

その後、入院して、全身麻酔で自己骨移植の手術。

自分のあごの骨から部分的に骨を取り、左上顎部分に移植した。

全身麻酔から覚めて、意識が戻ったのは、病室のベットに移動されると気だった。

術後は麻酔の目覚めの確認の為、初めてのトイレ移動に看護師が付き添う

その後問題なく手術直後から、食事も行った。

その6か月後、外来で局所麻酔でインプラント3本を埋入し施行。

インプラントまでの期間は1年半の年月がかかった。

どちらの医療費も自費の清算になります。軽自動車程度なら帰る金額だった。

しかし、医療費控除の対象になるので、確定申告で申請すれば、税金の還付と助成が得られます。

還付金はそれぞれの収入にもよりますが、もどってきた時は本当に助かりました。

自費治療なので6人の大部屋でしたが、部屋代も以外にかかります。

インプラント後から歯の管理

インプラントをしてから、歯科衛生士さんの指導をたびたび受けました。

私に不足していたのは、歯磨きの技術です。 

これは通院の度に、出来ていない部分を指摘されて、徹底的に指導を受けました。

これによって、今のところ虫歯は15年以上でありません。

以下に、今までの歯磨きが不十分であったかを知る機会になりました。

インプラント後は、維持と管理が重要です。

清掃はもちろん、安定してからもインプラント部分の点検と洗浄を三カ月に一回は行い。

年に一回はレントゲン撮影。数年に一度は、現状把握のためのカメラでの画像撮影をしています。

今のところ、特に問題がないので3カ月に一回の通院で管理出来ています。

20代で仕事が忙しく歯の治療はしていたが、結局、結婚後に三度出産して歯の調子が悪かった

今更ですが、治療が必要な時は、自分のことを放置せずに 夫に協力を仰いだり、そのためにお金を使っても(子供の一時保育)自分の治療を優先すればよかったと後悔しています 

自分が我慢すればどうにかなるみたいな、自己偽善精神と他人に頼ることができない自分の誤った認識

このようなしわ寄せが起こって、かえって家族に迷惑をかける状況になりました。

失った歯・骨は元には戻りません。

インプラントのデメリットはやはり値段ですね。そして、メンテナンスが必要になります。


そして、お手入れの為、歯間ブラシやフロスなど、のグッズが必要。手入れが悪いと、インプラントは維持できません。私の場合は、傾いた奥歯の清掃がいまだに下手です。


ブラッシングしても、汚れが残り、最初のころは、何度も歯科衛生士さんに指導とアドバイスをしていただきました。

やっと何とか歯磨きをできるようになっても、いまだに歯石ができるので、最低3カ月に一度は点検と歯石取を行っています。

メリットとしては、他の歯とそん色のない見た目です。また、噛み心地も申し分ないです。

また、自費診療でも、医療控除の申請はできるので、税金の一部返金や控除は家族で10万以上の時は毎年申請をしています。

歯磨きを必ずキッチリするようになった時に、風邪を引きにくくなったと実感しています。

施術して15年以上経過して、まとめ

40代に、思い切って骨移植とインプラントの手術を受けた。

その後15年以上、引っ越しなどを重ねながら、診察してくれる歯科医師を見つけて、管理してもらう。

かかりつけの今の歯科医師は、もうかれこれ10年の付き合いになる。

以前に主治医が開業して他県に移ったが、間もなく私もその先生と同じ県に転勤になって今に至る。

今後も、田舎に引っ越しの場合は、かかりつけ医から知り合いの先生に紹介してもらう予定でいる。

特にインプラントなど、手術をしていれば、その情報を紹介状を書いてもらい、管理してもらう医師を探す必要がある。

歯科やインプラントにおいては、転勤族の場合は引っ越し後の医師探しが、大変だ。

口コミや先生の相性などは、受診してみないと分からないからなおさらだ。

15年経過して、思うことは、噛めるという事にとても感謝している。

また、医師、歯科衛生士さんの指導やコミュニケーションにより、コーヒーに砂糖を入れて飲む習慣を指摘されそれをやめてから、虫歯ができなくなった事。

これには、歯磨きの技術の向上も関係しています。

逆に、研磨剤の入った歯磨き粉を使用していた頃に、歯は白くなったが、知覚過敏が進行した時期がありました。

その後知覚過敏に対応した歯磨きに変えて、しみる状態はなくなりました。

今後も管理を引き続き続けて、自分の残った歯の存続を続けて、何でも噛める状態を維持したい。

自分の痛い経験もあり、子供3人とも歯並びに問題があり矯正をおこなった。

インプラントや治療の大変さを思うと。自分の歯を保全して、いたわるのが大切だと身に染みているから。

皆さんも、歯を大切にいたわってお手入れして、たくさんの歯を残して欲しいと思います。

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