人生の転換期、ミドルを目前に50代で悪あがきをしたくなる
40代は自分の出来ることをと、とにかくやっていた。
50代になってから、親の高齢化と病気や死、子供3人の様々な問題、夫の仕事の変化、自分の仕事の変化と様々なことが起こっていた。
50代は、とにかく目まぐるしく、自分や周りの変化にいやおうなしに対応しなければならない。
しかし、その変化ばかりにとらわれていては、時間が刻々と失われる。
自分が、今後どうするのか?を選択して、方向性を決めて自分から行動しなければ、自分のやりたいことはかなわない。
今回は、今までの人生の振り返りと今後の事について少し考えてみたい。
目次
心の整理をしたくなったきっかけと理由
60歳が目前に近づいてきた 頃。
人生で、「何かやり残したこと」はないか?
とふと考えてしまうのは私だけでしょうか?
そのきっかけは身近な人が逝去したことも大きかった。
自分よりも年下なら、尚更自分の残された時間を強く感じるようになった。
また、60歳といえば、昭和世代は退職して第二の人生と親の世代では、年金を受給し暮らせた。
現在はというと、退職は延長され、65歳から年金をもらい始めることが多く、しかも、退職金も社会保障も遺族年金なども、条件が厳しくなりつつある。
今後は、健康なうちは何歳でも働く時代になりそうだ。
実際、自分の兄弟も60歳になったが、今の職場で給料を減額されて65歳まで仕事をすることになった。
仕事先で出会った方で80代になっても現役で仕事をされている方もいる。
いくつになっても仕事を持つのが今後は当たり前になるのだろう。
そして、心を整理したくなった理由だが、
一番は、今まで引きずってきた過去の出来事に、けじめをつけて、身軽に60代を迎えたいという気持ちからだ。
過去の想いを整理・整頓
過去には沢山失敗をしてきたし、沢山思い出もできたと思う。
振り返ると行き当たりばったりで、計画的とは程遠い人生だった。
自分の場合は、過去の交流分析の結果から、自分は、NOT OK 相手は OK
というスタンスだった。
ならば、自分をマイナスの部分も認めて肯定しなければ、人のマイナス面の部分も受け入れられない。
まずは、自分自身が自分を理解して、肯定していなければ人のお役には立てないだろうと考えた。
そのために、自分の過去からの心の整理から始めたいと思った。
昔の記憶に触れたとき、今までの過去の自分の心の中にたまっている感情(悲しみや怒り・困っている自分の感情がよみがえる)
心の底に封印し抑圧していたマグマのような感情だ。
過去の出来事に対する自分の偏った認識を引っ張り出して。
改めて過去の偏った見方(認識)を壊したい。
今までの自分の過去は、相手が悪いと人のせいにして逃げまわってきたのだと感じている。
しかし、一時的に逃げたとしても、どこに引っ越しても、相手や環境が変わっても、何かしらの問題が起こってしまう。
そして、長時間かかって、60歳を目前に、やっと向き合う覚悟がでてきた。
また、人とかかわると、自分の感情を抑圧する癖があるので、
そのせいで、勝手に重荷を背負って生きて来たのではないだろうか?と感じた。
まずは、自分の嫌な部分や弱さを認めることが大切だと考えている。
自分は何者で、何が得意で、どんな価値観を持ち、どう生きると自分らしいのか?
また、行動することによって(心を整える)私自身だけでなく周りにもよい影響を与えるのではないか。
自分の心と向き合う方法を探す
私は、特に思春期から家庭環境の影響で被害者意識が強く・自己肯定感が低い状態だった。
その為か、人間関係で強く言われたりすると自己主張せず我慢する傾向があった。
その傾向は、自分の母親や子供にもみられていた。
家族の中での、共通する認識の偏りとでもいうのだろうか。
具体的には、母は過去の職場の人から、力仕事をいつも押し付けられていた。という事を30代のころ私に話していた。
わたしや子供は、たとえイジメられていても、親には決して言わなかった。
3代の共通点は、自分の感情を抑えて我慢する。結果マイナス感情が解放されずに心の奥に残ってしまった。
その後、心理学の本で負の感情を解消する方法を知り、特にトラブルがあったときにノートを使って自分の感情を吐き出すようになる。
また、感情を出しきると、見えなかった新たな部分が見えて、気づきがあった。
その後今までとは違う見方が見えてくる。これはなかなか良い方法だがやはり自分一人では見えない部分がある。
また、自分の弱みを認めた上に人に頼ることができていないことだや異常なプライドの高さは、子供のころからの影響だろう。
そんな、プライドの高い、自尊心の低い、自分 NOT OK の自分だが、時にへこんで、やたらと感情をノートに書いている時期があった。
そして、ブログの師匠に出会ってから、師匠の勧めもあって、本格的に自分の感情をノートに書くことが増えた。
書き始めると、心の揺れ幅が落ち着いてきて凪の状態になる
その後、冷静になって 違う角度から物事を見直してみるという方法だ。
自分はこの方法を知ってから、現在進行形のことや、過去のことなんでも書いて書いて考えて感じて気づいてが、私の自分の生活の一部になってきている
自分の過去からの感情を受け止めて、違った見方ができると心の圧迫が少なくなった感触になる。
時間がかかるが、コツコツ自分と向き合うことの方が大切ではないのか?
過去の事実は変えられないが、過去の認識や感じ方は今でも変えていくことができる。
人生経験豊富な人のアドバイスや、人と関わり自分のことを話すことによって気づきが得られる
結局私は、物事の責任の所在は被害者意識という、大きな課題を抱えたままだったと後に理解する。
自分での心の抑圧を少しずつほどくと、今度は、自分が何をすべきかを考え始める。
結局どんなに自分を見つめても、自身で気づかないことがある。
その人の個性だ。その個性は、昔から持っているものなので、他の人から違った角度で見ないと、その価値には気づかない。
才能は、人の目から見た冷静な気づきが必要だ。
子供3人がそれぞれの道を歩いて自立して、60歳になって、住むところや仕事が見つかり安定すれば、50代のもやもやはいつの間にか消えているかもしれない。
何があっても何とかなるさーとできる事を一歩一歩やるしかないかな~と感じています。
まとめ
過去からの課題はたくさんあるものの、一つづつ対応していくしかない。
自分では気づかない部分を、周りの人が教えてくれると、新たな発見になり、より自分の得意分野を発揮できる。
これから先も、気づきや発見があればブログを更新していきたい。