先日メディアで紹介されていた水族館がとても気になり、一度訪れたいと思っています。
クラゲを展示して、世界一になった山形県の鶴田市の”市立加茂水族館”です。
ちなみに世界には3000全種類のクラゲが存在するそうです。
なぜ訪れてみたいかというと、館長さんの仕事に対する熱量と水族館の歴史を少し知ったからでもあります。
私も、そんなに情熱を傾けられるお仕事に出会いたいものです。
危機感をを抱えながらクラゲ展示世界一までの歴史・従業員さんたちの奮闘
バブル崩壊後から倒産危機があり、閉館も経験。
紆余曲折ありながらも、自発的に残った4人の従業員さんがクラゲを育て始めて今に至る。
復活のきっかけは、サンゴの水槽にたまたま発生していたサカサクラゲの赤ちゃん。
それを見つけて育て、展示しお客さんに好評を得て、 クラゲを育てはじめることになります。
しかし、当時クラゲ用の水槽自体が高価で用意するのが大変な状況。
水槽に悩み、当時の若手社員の手書きの設計図のアイデアをもとに、モーターをメーカーに作ってもらい。それを改良して現在の水槽のスタンダードになった
失敗→調整→再試行の繰り返しだったようです。
そして、種類が増え、2000年3月には12種の展示で日本一になる。その後も種類を増やし続けて、2008年3月には25~40種類
2012年4月にクラゲの展示種類数世界一としてギネス世界記録に認定されました。
現在は80種類ですが、2年後の2026年にはクラゲの研究施設などを供えた新たな建物でのリニューアルオープンの予定で、今後もクラゲの繁殖を努力されていくようです。
現在の館長、奥泉和也さんはインタビューに答えます。
日々クラゲと向き合い地道な研究を続ける、そのモチベーションは何かと聞かれたら
「面白いから」
だそうです。
「面白いから」・・・・・とクラゲの飼育繁殖の高度なノウハウを持って今後も高めようと努力している姿がとても印象的でした。
取材の日、水族館には海外の水族館のスタッフも来館していました。
また、クラゲの泳ぎ方を研究する、国内の大学教授も数人いて、クラゲの動きが最初はバラバラでもしばらくすると同調して泳ぐという研究をしていました。
館長と研究職の大学教授、海外の水族館の職員の方もなんだかとても楽しそうにクラゲを見つめています。
こんなに世界にはクラゲの種類が多いことも驚きですが
クラゲ育てやお世話、研究する方々は、本当にクラゲが好きでないと続けられないものであると
表情から伝わってきました。
私自身もそんなに打ち込めることが見つけたいと羨ましと感じる気持ちと、幸福感をおすそ分けしてもらったお話でした。
参考文献:ザ・バックヤード 値の迷宮の裏側探訪 セレクション
NHK総合 7月15日(月)午前9:25~午前9:54
現在の水族館の状況
今では、年間50万人をこえる来場者がいます。
水族館では、クラゲの餌代 年間600万円
ガチャの売り上げ(クラゲ缶バッチ)年間550万円
動画配信 約27万円
だそうです。(2020年9月)
クラゲの餌代だけでも年間600万円かかるとは、驚きですね。
正直に費用を公表している所も、好感が持てました。
そして、水族館のホームページを見てみると・・・・・・
<催し物>
・クラゲのおはなし=クラゲの成長や餌などを解説してくれる。
・ひれ足の時間=アシカやアザラシなどのひれあし類の解説。
・バックヤードツアー(有料)=クラゲ展示室の裏側公開
特にバックヤードツアーは(500円で予約制)
訪問できた時には是非とも参加してみたいと思います。
クラゲドリーム館の建物自体が、図面を見る限りまるでダイアモンドのような形をしています。
屋上には、緑地広場もあります。
私も念願叶えば、バックヤードツアーとクラゲのガチャやクラゲ入りのアイスクリーム、その他グッズも楽しんでみたいですね。
海も近いので、景色も料理も楽しみになります。
そして、「クラネタリウム」でボーっとしていたい。
やはり、ぼーっとするためには平日の昼間に訪問できるように努力が必要かもですね。
今、動画しか見ていないので、現物を見るのが楽しみです。
その時は沢山写真を撮りたいと思います。
また、「クラゲ学習会」や「海ゴミ学習会」など、10人以上の申し込みで学習できる様です。
「庄内クラゲ図鑑」や、「庄内動物図鑑」などもネット上で拝見出来ました。
東北芸術工科大学と加茂水族館がコラボして作られた。
ネット上からダウンロードして、印刷すると、お家で「クラゲ図鑑」や「絵本」が作れるようになっていました。
学習に役立てるたくさんの工夫がされていると感じます。
リニューアルの予定もある、まさに進化していく水族館だと感じました。
参考文献:鶴岡市立加茂水族館
https;//kamo-kurage.jp
まとめ
今回、テレビの報道をきっかけに興味を持ちました。
調べて見ると、初代館長の村上名誉館長と自発的に残った従業員の方々の奮闘と行動力が脱帽です。
苦労の連続を感じますが、それを努力と工夫と前向きなエネルギーに変化させて、努力を続け、さらに進化していく。
残った従業員の方々の生き物への愛情と現状に甘んじずに常に進化している前向きなエネルギーを感じる水族館という印象です
水族館自体の存続は、熱い人の想いと信念があったのではと想像します。
この水族館の歴史は本当に代々語り継いでいただきたいものです。
見に行く人もそれを知っていると知らないとではまた見る印象が変わるかもしれません。
水族館にかかわる人たちの努力があってこそ、鑑賞させてもらえるものですね。
調べて見ると、クラゲの寿命は数か月なので、スタッフの方々の努力あってたくさんの種類を見せてもらえてるのですね。
何事も人の努力と継続力のお陰です。
現に水族館が存続していなかったら見られなかったものですものとも感じています。
動画の「クラゲまみれ」を見て癒されています。
なぜか、クラゲを見てほっとするのは、私自身が海の近くで生まれ育ったからかもしれません。
また、クラゲを見ていると”宇宙の世界のように不思議な感覚”になります。
見たこともないクラゲの種類を見るのは楽しみですね。
鶴岡市立加茂水族館
営業時間:9:00~17:00
山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
TEL 0235-33-3036