20代子供の推し活で、社会生活に影響が出た。親はどう子供と向き合う?

子供が推し活をキッカケに、経済状況に影響が出てしまいました。

支払える経済状況以上に、買い物をしていたようです。

私も、色々と情報を調べました。

特に、弁護士さんや司法書士さんの専門家の情報が沢山あって、実際に助けられました。

一方で、私は、子供と同じような経験をして、その状況を改善していった体験の情報を探していました。

恐らく、その時は心が不安で一杯だったと記憶しています。

そんな中、数件の体験談を見つけ、記事を読んで、少し希望と勇気が湧きました。

この記事は、子供が同じような体験をして、私と同じく不安に感じている保護者に向けてにシェアします。


決して興味本位では読まないようにお願いします。

子供が推し活 頻繁な買い物を重ねた結果 結果的に法的な救済へ

子供が高校を卒業した後から、本人がアルバイトをして、そのお金で、主にアニメグッズの推し活をしていました。

その後も、 正社員の就職は出来なかった。

派遣バイトをして、推し活を続けていたのは把握していました。

ただし 子供には、 奨学金の返済がありました。

しかし、 金銭管理は本人に任せきりにしていたという状態でした。

振り返ると、奨学金の返済については、親が保証人になっているので、確認をすべきであったと反省しています。

また 父親の扶養に入っていた為 一定の収入を超えた場合。

扶養から外れて社会保険料を支払う必要があることは本人に説明していました。

時々買い物の後払いの封筒が届いていたのを見て、本人に確認していましたが

 「大丈夫何とかする」

という言葉をうのみにして放置していました

後々に、 子供自身が1年前にネットで法律事務所に相談(家族には内緒)して債務整理を行っていたことを後から知る


その後も買い物は減ることもなく 新たなカード契約をしたり後払いで買い物を続けていたという事が後々明らかになる


その1年後 返済が完全に滞るようになった。

頻回な催促の手紙で親がやっと把握しました。


その時には、年収は自分で社会保険料を支払う金額になっていました。


すぐに父親の扶養から外れ 社会保険料の支払いが始まる。

しかし、仕事は単発派遣のみで不安定

新たな弁護士と相談の結果 国の救済措置を勧められました。

そのため 現在は手続き申請中で弁護士さんとの時々の面談をしている。


年金や健康保険の支払いも、滞り気味になり。

その入金も、親子で話し合って記録に残したり。

支払いが間に合わない場合は、年金事務所に本人が出向いて相談するように促しました。

現状を年金事務所に報告して、出来る範囲内での支払いを提案してくれました。

滞っている学生の時の奨学金の件は、一旦保留になりました。

弁護士さんへの費用も分割になる予定です。


どうしても支払いが間に合わない場合は 公的な返済や支払いは一旦親が貸し出しています。


その都度ノートに記入して、記録を残しています。

今は 家計アプリで収支の記録を本人が行っている状況。

時々弁護士事務所に必要書類を送ります。

これまでの経過 学校卒後。 親元でフリーター生活 アニメの推し活や、衣類小物で部屋に物があふれる

子供の現在までの経過

思春期に、鬱・適応障害(検査の結果自閉症の診断は否定) 発達障害のグレーゾーンと診断されていました。

子どもは成人しています。

学校卒業後 就職浪人(ほぼ終活はしていなかった)です。


3年間フリーター生活で、家庭にはお金は収めていません。

その3年間、 買い物を繰り返していました。

後払いの支払いが滞り 買い物したものが部屋に溢れかえりました。

また、買い物したものは袋や箱に入ったまま放置していることが目立ちました

物が部屋にあふれても 自分で整理整頓は出来ていません。

床に物が置いてあっても気にしない状況でした

また 子どもは支払い催促の手紙が届いてもそのまま放置していました

子供の成長の振り返りと私自身の行動の問題点

幼児のころは食事時間に1時間以上かかりました


小学生の頃は漢字の宿題で丁寧に書けると 先生にシールをもらえることに価値を感じていた本人


漢字を1ページ書くのに1時間以上かかり いつも漢字の宿題だけ3時間以上はかかっていました。

今思えば発達障害の傾向があった?のかもしれません

幼稚園小学校と転校し中学は転校なし 
高校では1年の秋に親の事情で転校しました

父親は単身赴任を強固に拒み(過去に負債を繰り返したことがある事がある) 

高校も公立で学生寮は存在せず また 近くで高校生が入れるところを探してみましたが 未成年なのでなかなか難しい状況でした

単身赴任は家計が二倍に増えるのでそれも不安要因の一つでした


何事も当時の私は 全くの疑いもせずに周りに合わせて何とかするという感じが普通でした


家族の借金を返済してしまったのも 私がやらなければという思いがあったと思います(今思えば、共依存的な行動かも?)

その私の行動が、 かえって家族や自分の成長の妨げになっていたかもしれません

当時は自分や子供の 心の本音という小さな声である本音を結果的に、いつも無視していたので。

逆にそれに気づくはずもない状態であったともいえます。

また 私自身が中学3年生の夏に転校した経験があり 子供も大丈夫だろうと甘く見ていた所があります

子どもからすれば親から無理と言われればあきらめるしかありません。


私自身も思春期に転校した時 仕方がないとあきらめて自分の本心を誰にも話さなかったです。


その結果 娘は転校後・・・・・・
不眠とスマホ依存になりました。

また 学業にも悪影響が起こり 赤点多数という状況でした。

もちろんグレーゾーンの発達障害。

愛着障害??(乳幼少期に両親との愛着形成がうまくいかず問題を抱えている状態)も指摘されています。

*(愛着障害に関しては本を読んでと勧められただけで医師からの診断や助言はなかったです)

ただし、岡田先生が書いた著書「愛着障害」の本は勧められ読んでみました


そしてその本の中に愛着障害の診断テストがありました
そのテストでは親子ともども愛着障害に該当していました

参考までに読んだ本〔 「愛着障害」著者 岡田 尊司先生〕

その本を読んでも、何もそれに関してのアドバイスはなくて、逆にどうすれば良いか悩みました。

当時の心療内科の担当医師は、

定期的なカウンセリングと必要な時の眠剤の処方をしてくれました。


後は 一日中スマホを触って昼夜逆転気味だったので、スマホの管理を親子で話し合うようにアドバイスされました

子どもは通信高校は拒否して

診断書の助けをもらい高校の先生に協力してもらい何とか高校を卒業しました

この経験を通して、思春期の転校は本人の意思を尊重して行わなけらばならないと感じた出来事でした。

二人目と三人目の子供はその後転校していません。

自分自身も家庭の事情でやむなく転校しましたが 結果としてその後の人生に影を落としています(~しなければならない考えにとらわれやすいと感じている=他人軸)

その後の専門学校では何の問題もなく卒業しました
しかし 就職はしていません 今でも派遣の仕事は続けています

毎日子供の荷物が届く 買い物という行為だけで心が満たされる?

好きなキャラクターグッズや本なのに 買い物した物品は袋に入れたまま放置してそのまま


どこに何があるのか 床が物であふれています
またフィギアも天井まで高く積まれています

見かねて私が部屋を片付けますが すぐに足の踏み場がなくなります

国の救済措置の話が出るまで 毎日のように宅配で荷物が届き
それらの荷物が増えると並行して派遣のバイトも増えていた

荷物が届いても全く箱を開封せず 進展の封書が届いても 一向に開けないで放置

部屋が煩雑な状況を本人に聞いてみても特に違和感はないらしい

その環境が今の結果に至るという現実、幼稚園の頃もいじめを受けていても、子供は親に一切相談はしなかった。


まるで今までの子育ての審判を下された気持ちになる。それ以上に社会に迷惑をかけたという責任は重いと思う。

買い物という行動で本当に心が埋まるのだろうか?

ただの買い物をした時の高揚感を感じているだけではないのか?

一緒に住んでいるのに、子供のことを理解できていないと感じる。

今回のことがきっかけで、本人と今まで以上に会話が増えていた。

まとめと今後の親の対策は?

子供のころから、親子関係に問題があったのだと今では振り返る。
実際に、幼稚園や小学校の時のいじめも親に相談しない。

買い物のトラブルも、内緒で解決しようとして、弁護士に相談していた。


父親が問い詰めてやっとしぶしぶ親に打ち明けたという状況です。

その時は、月々の返済は出来ているという話を信じてそのまま様子を見ました。

「わかった何とかする」と返答の繰り返しです。私の状況判断の甘さと放置ぶりが災いしています

今考えると、聞いてもあやふやに返答 
一方通行な会話だったのかもしれない。

自分が思春期の時のように、何を言っても自分の本音を聞いてくれないと子供は感じていたのではないか?

過干渉な子育てになっていたのかもしれない。


本人がネットを通じて弁護士事務所に相談対応してもらっていた。

しかし ここ3カ月返済が滞り 支払いを無視していた様子です


支払いを無視していたため、最初の弁護士事務所が手を引いてしまったという状態

本人は、法テラス(国によって設立された法的トラブル解決のための「総合案内所」)にまず相談していました

法テラスの相談も、期限(一か月)までに間に合いそうもない(今となってはただ不安で何とかしたいばかりで焦っていた)

弁護士事務所に相談を予約するように話しました(結局親が待てずに子供に指示しています)

これがまさに過干渉な行動でした。

自分が不安なために、子供にあれこれ口出しする母親です。

また 問題に対して親が子供の肩代わりをして行動し対処してしまえば この悪い状況を助長させてしまいます(親が返せばまた同じことが繰り返されます)

ここは本人に説明して行動してもらうしかありません。
とにかく、信じて待つしかありません

結局、法テラスをやっていない弁護士さんに状況を説明すると

債務整理は一度しているので返済の条件が一度目よりも難しくなる可能性(5年返済予定だったものが3年になる可能性も)がある

結局 法テラスの事務所へ本人が予約相談をすることになりました

電話相談後 必要な書類(納税証明や住民票その他もろもろ)を準備

その結果 国の救済措置を勧められ、法テラスの事務所に依頼することになり 費用は分割でという結果になりました

負債からは法で守られたものの 自立するために 一から自立を促す必要があります

もしも 家族でカードを何枚も作って買い物が多い場合は 一度は早めに詳しく聞いた方が良かったです。

今後は 奨学金と弁護士費用の支払い、税金や社会保険料の納付など 
まだまだ 自立するため、子供は学ぶ必要があります


私自身も子育てのやり直しです

弁護士さんからも家計簿をつけるように、用紙をもらったようです

自分で考えさせて我慢させることが不十分だったのかなと反省しています。

考えてみれば 私自身もお金の管理は親に教わることはなかったですね
成人してから自分でトライ&エラーを繰り返して今に至ります。

できればそのトライ&エラーは小さいうちに経験できれば大人になって苦労しないかもしれません

一番大切だったのは 子供との交流を欠かさず行い 
話し合いしやすい(相談しやすい)関係つくりが必要だったと感じます。

何より、親の不安を解消するために、あれこれ口を出し、子供をコントロールしようとする私自身が問題です。

子供に考えさせて、本人に選択させる

現実を受け止め本人の意思を尊重する。

その意思を尊重する。このことが一番必要なことだったと感じています。

私のように、過干渉な子育ては、子供の自立には悪影響です。

先回りして邪魔をして、子供の自立を妨げていると感じています。

子供自身が考え、自分で責任を取る。

親は子供の気持ちを受け止めて、見守って応援する

今後も、子供の状況を記録して、自分の行動を振り返りたいと考えています。

買い物依存も調べたり勉強する必要がありそうです。

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