成人した子どもの借金、親はどう行動するべきか

まずは この記事を書くときに感じた一番の思いは 今までの自分の子育ての結果の現実を突きつけられて動揺している自分がいました
そして 少しずつ冷静になってきて どう行動すればよいのか? という状況になりいろいろな情報を得たいと動き始めた時 何か有益な情報はないのかと探しました

しかし ネット検索して出てきた情報は 司法書士さんや弁護士さんの情報が多かったと記憶しています

わずかですが体験談が少し読めたと記憶しています

私自身は 実際の体験談などがたくさん知りたかったと思いました

同じような状況でどのように感じてどんな思いでどんな対応をしたのかを知って 自分が少しでも安心したかった

過去の自分に教えたい出来事の忘備録としてここに記録したいと考えています

成人した子供が推し活 買い物依存?で借金を重ねた結果 自己破産へ

子供がアニメグッズやその他雑貨服などを学生時代からアルバイトをして自分で購入していたのは記憶しています

その後 就職できずに 派遣バイトで推し活を続けていたのは把握していました

ただし 私の場合は 奨学金の返済があるにもかかわらず 本人に任せきりにしていたというのが現実でした

また 父親の扶養に入っていたため 扶養内で働かないと扶養から外れて社会保険料を支払う必要があることは本人に説明していました

本人に軽く確認していましたが 「大丈夫何とかする」

の言葉をうのみにして放置していました

その後 子供自身が1年前にネットで法律事務所に相談(家族には内緒)して債務整理を行っていた


その後も買い物は減ることもなく 新たなカード契約をしたり後払いで買い物を続けていたという事が後々明らかになる


その1年後 返済が滞り 督促の手紙が届き始める  
督促・催告の手紙で親が知ることになる


その時には親の扶養を外れる年収130万をわずかに越えていた(派遣バイトのみ)
すぐに扶養から外れ 新たな弁護士と相談の結果 カード破産を勧められた

そのため 現在は手続き申請中で弁護士さんとの時々の面談をしている


国民年金や国民健康保険の支払いを親子で話し合って記録に残したり (滞っている学生の時の奨学金の返済 )弁護士費用(分割)へ向けて話し合いをおこなっている


どうしても支払いが間に合わない場合は 公的な返済や支払いは一旦親が貸し出しています
月々返済してもらう(念のため借用書を書いて 氏名と印鑑を記名する)

その都度本人と相談のうえ 本人には貸し与えず必ず返金を約束させる

今は 家計アプリで収支の記録を本人が行っている状況

自己破産までの経過 専門学校卒後 親元でフリーター生活 アニメの推し活で物があふれる

子供が借金するまでの経過

思春期に鬱や適応障害(検査の結果自閉症の診断は否定) 発達障害のグレーゾーンと診断されていました

子どもは成人しているものの、専門学校卒業後 就職浪人(ほぼ終活はしていなかった)です
3年間フリーター生活で、家庭にはお金は収めていません

その結果 買い物を繰り返し 後払いの支払いが滞り 買い物したものが溢れかえりました

買い物したものは袋や箱に入ったまま放置していることが目立ちました

物が部屋にあふれても 自分で整理整頓はせず 床に物が置いてあっても気にしない状況でした

また 子どもは督促状が届いてもそのまま放置していました

子供の成長の振り返りと私自身の行動の問題点

小さなころは食事時間に1時間以上かかりました


小学生の頃は漢字の宿題で丁寧に書けると 先生にシールをもらえることに価値を感じていた本人
1ページ書くのに1時間以上かかり いつも宿題だけで3時間以上はかかっていました

今思えば発達障害の傾向があったのかもしれません

幼稚園小学校と転校し中学は転校なし 
高校では1年の秋に親の事情で転校しました

父親は単身赴任を強固に拒み(過去に借金を繰り返したことがある前科がある) 

高校も公立で学生寮は存在せず また 近くで高校生が入れるところを探してみましたが 未成年なのでなかなか難しい状況でした

単身赴任は家計が二倍に増えるのでそれも不安要因の一つでした


何事も当時の私は 全くの疑いもせずに周りに合わせて何とかするという感じが普通でした
家族の借金を返済してしまったのも 私の共依存的な要素が大いにあったと思います

そのことが かえって家族や自分の成長の妨げになっていたかもしれません

当時は自分や子供の 心の本音という小さな声である本音を
いつも無視しているので 逆にそれに気づくはずもない状態であったともいえます。

また 私自身が中学3年生の夏に転校した経験があり 子供も大丈夫だろうと甘く見ていた所があります

子どもからすれば親から無理と言われればあきらめるしかありません。
私自身も思春期に転校した時 仕方がないとあきらめて自分の本心を誰にも話さなかったです。


その結果 娘は転校後・・・・・・
不眠とスマホ依存になりました。

また 学業にも悪影響が起こり 赤点11科目という状況でした

もちろんグレーゾーンの発達障害や 愛着障害?も指摘されています(愛着障害に関しては本を読んでと勧められただけで医師からの診断や助言はなかったです)

ただし岡田先生が書いた著書「愛着障害」の本は勧められ読んでみました
そしてその本の中に愛着障害の診断テストがありました
そのテストでは親子ともども愛着障害に該当していました

本 「愛着障害」著者 岡田 尊司

愛着障害 岡田尊司 | 光文社新書 | 光文社 (kobunsha.com)

心療内科の担当医師は定期的なカウンセリングと必要な時の眠剤の処方をしてくれました
後は スマホ依存で昼夜逆転気味だったのでスマホの管理を親子で話し合うようにアドバイスされました

子どもは通信高校は拒否して 診断書の助けをもらい高校の先生に協力してもらい何とか高校を卒業しました

子供の性格にもよりますが 思春期の転校は本人の意思を尊重して行わなけらばならないと感じた出来事でした

自分自身も家庭の事情でやむなく転校しましたが 結果としてその後の人生に影を落としています


仕方ないと最初からあきらめてしまうことが20代から多々あり 転々と職場や住まいを変えていました

思春期の多感な時期の変化は本当に慎重にやっていくべきだったと過去の自分に教えてあげたいです

その後の専門学校では何の問題もなく卒業しました
しかし 就職はしていません 今でも派遣の仕事は続けています

毎日子供あての宅配が届く 買い物という行為だけで心が満たされる?

好きなキャラクターグッズや本なのに 買い物した物品は袋に入れたまま放置してそのまま


どこに何があるのか 床が物であふれています
またフィギアも天井まで高く積まれています

見かねて私が部屋を片付けますが すぐに足の踏み場がなくなります

カード破産の話が出るまで 毎日のように宅配で荷物が届き
それらの荷物が増えると並行して派遣のバイトも増えていた

そのことに気づくのが遅すぎました

正直に話すとみて見ぬふりをしていた自分がいました

荷物が届いても全く箱を開封せず 進展の封書が届いても 一向に開けないで放置

部屋が煩雑な状況を本人に聞いてみても特に違和感はないらしい

その環境が今の結果に至る カード破産という現実
まるで今までの子育ての審判を下された気持ちになる

子供の状態をネットで調べて見ると 買い物依存という状態に かなり当てはまった

子供は自分の心を満たすために買い物をしているのであろうかと考えた

まとめ

金銭管理に関しては 小さいころからのお金の教育は不十分だった可能性があると感じています


また 成人してからカード契約する前に もっと十分な情報を子供に与えていなかったと反省しています
クレジットカードの魔力に飲み込まれないように教えるべきでした

実際は 便利な後払いをするようになってから、収入の枠を超えて借金をしており、支払いがままならない状態でした


親に相談できず、弁護士に相談していたようです
父親が問い詰めてやっとしぶしぶ親に打ち明けたという状況です

その時は、月々の返済は出来ているという話を信じてそのまま様子を見ました

「わかった何とかする」と返答の繰り返しです。私の状況判断の甘さと放置ぶりが災いしています

今考えると、聞いてもあやふやに返答 
親に正直に相談できる関係ではなかったと振り返ります

結局最近、カード会社から封書で督促を飛び越えて、催告の手紙が来た(郵便局からの内容証明ではありません)
これはまずい状態だと思い、また子供に状況を聞きました

推し活・飲食・買い物により 数百万ほど(本来は数百万を3か所の債務整理で減額されていた)のカード会社の借金がありました
本人がネットを通じて弁護士事務所に相談対応してもらっていた

しかし ここ3カ月返済が滞り 督促を無視していた様子です
督促を無視していたため、最初の弁護士事務所が手を引いてしまったという状態

「20日以内に一括返済しない場合は、借金の返済については他の会社に依頼する」という催告通知の内容でした

親がネットで情報を集めこのまま放置すれば、裁判所に訴えられる場合がある
本人に説明して他の弁護士事務所に相談から始めるようアドバイスをしました(親の余計な口出し)

本人は、法テラス(国によって設立された法的トラブル解決のための「総合案内所」)にまず相談していました

法テラスの相談も、期限(一か月)までに間に合いそうもない(今となってはただ不安で何とかしたいばかりで焦っていた)

弁護士事務所に相談を予約するように話しました(結局親が待てずに子供に指示しています)

また 問題に対して親が子供の肩代わりをして行動し対処してしまえば この悪い状況を助長させてしまいます(親が返せばまた同じことが繰り返されます)

ここは本人に説明して行動してもらうしかありません。
とにかく、信じて待つしかありません

結局、法テラスをやっていない弁護士さんに状況を説明すると、今までの経過や上記の借金の金額と どこにいくら借りたかとの聞き取りがありました(事前に詳しく情報をまとめておいた)

債務整理は一度しているので返済の条件が一度目よりも厳しくなる可能性(5年返済予定だったものが3年になる可能性も)がある

残るはカード破産 弁護士費用は、30万+実費(法テラスを採用していない弁護士事務所)というアドバイスをもらいました

初回30分は相談料無料、30分超えると5500円という超過相談料がかかります 当日は超過料金は私が支払いしました。

結局 法テラスの弁護士さんに本人が予約相談をすることになりました

電話相談後 必要な書類(納税証明や住民票その他もろもろ)を準備

弁護士費用15万は分割払い(相談した1人目の弁護士さんは法テラスの方を勧められました)こちらの弁護士さんの相談は子供一人で行きました

その結果 カード破産を勧められ、法テラスの弁護士さんに依頼することになり 費用は分割でという結果になりました

借金からは法で守られたものの 自立するために 一からお金の管理を始める必要があります

しかし、借金した会社には元本すら支払わず 現実的には踏み倒しの状況 本当に迷惑をかけてしまっている
本人にもカード破産の2度目はないことを強く言いました

さらに 親がお金の「しつけ」ができていなかった為に このような状況を起こしたと考えます

現実的には 債務整理の時点でブラックリストに載ります

もしも 家族でカードを何枚も作って買い物が多い場合は 一度は早めに詳しく聞いた方がよいかもしれません
私のように後手後手に回らないことを祈ります

今後は 現金管理の習得と 奨学金と弁護士費用の支払い
税金や社会保険料の納付など 
まだまだ 成人したわたしの子供は学ぶ必要があります
子育てのやり直しです

とりあえず ブラックリストになれば(5~10年)その間は借金はできません

その間に現金での金銭管理から取り組んで行きたいと考えています

弁護士さんからも家計簿をつけるように、用紙をもらったようです

子供の頃のお金の教育を振り返ってみたら 中学生の頃から おこずかいを渡すときに会議をして しっかり管理出来たら10円値上げするようにしていました

他の子供も同じように10歳と7歳から始めて 欲しいものはお金を貯めたり アルバイトして購入しています


お金の管理は今のところは問題がないようすです?
まあ カードは作っていないので当然と言えばそうなのですが

できれば 小学生までにおこずかいを渡し 早く管理させた方が私は望ましいと感じています
小額からお金の管理を学んで大人になっても困らない教育が一人目の子供には内容が足りていなかったかもしれません

私は、PTAで「お小遣い」が子供の人生を変える
という講演会をきいてから、おこづかい会議を毎月おこなっています

子どもが高校生までの話です
その後は自分でアルバイトをしているので基本的におこずかいは大学生からは渡していません

その冊子には「お金と自分の欲望をコントロールする力を身につけることが重要です!」と書いてあります。

自分で考えさせて我慢させることが不十分だったのかなと反省しています。

成人してから失敗させて学ばせることはデメリットが大きいです
また 40代になってもゲームに課金して3桁のに借金していた身内を思うと複雑な心境です

考えてみれば 私自身もお金の管理は親に教わることはなかったですね
成人してから自分でトライ&エラーを繰り返して今に至ります。

できればそのトライ&エラーは小さいうちに経験できれば大人になって苦労しないかもしれません

一番大切だったのは 子供との交流を欠かさず行い 
話し合いしやすい(相談しやすい)関係つくりが必要だったと考えまし

今後は子供の興味関心に親も興味を持ち 親は子供の味方をしてそのままの人格を受け止めることが重要であったと思います

また 今後の子供の自己破産後を これからも記録していきたいと考えています

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