【セアカゴケグモ】ベランダで遭遇、咬傷に注意!

こんにちは、とびおば管理人です。

ベランダ掃除をしておりましたら、排水管と壁の間に蜘蛛の巣があって、巣らしきものを取り除いたら、約1~1.4㎝の黒く背中にオレンジ色の模様がある蜘蛛が出てきました。

それをみて、一昔前に報道された毒を持つ【セアカゴケグモ】だとすぐ気づきました。

本日は、蜘蛛についての注意点などを調べました。

読むと、注意する場所や咬まれた場合の症状分かります。

特に小さいお子さんや、高齢者で免疫の低い方には注意が必要です。

セアカゴケグモの特徴と遭遇しやすい所、咬まれない予防

オーストラリア原産で特定外来生物、日本では1995年(平成7年)11月に大阪府で最初に発見、体調1~1.4㎝ほど、黒色で赤~オレンジの帯色が特徴なのがメスで神経毒(α-ラトロトキシン)を持っています。(オスには毒はない)おとなしい性質で、よっぽど刺激しなければ、咬まない。

しかし、身の危険があると咬む様子。

6~10月に主に活動し、夏に繁殖し越冬する。

<strong>生態</strong>

・主に日当たりがよく

・風雨がしのげる

・暑さ寒さがしのげる隙間

⦅生息場所⦆

<strong>生息場所</strong>

・ベンチの裏・公園の遊具の隙間

・植物プランターの持ち手・エアコン室外機周辺

・排水溝付近・庭

・排水溝付近・庭

・墓地、テニス場

・学校の屋外プールサイド

・自転車・車・車庫

<strong>巣の特徴</strong>

蜘蛛の巣コンクリートから10㎝くらいの低い位置

いびつな形の蜘蛛の巣

・糸がべたつき感があり

・植物の種や枯れ葉がたくさん付着

こんな蜘蛛の巣?初めてという印象だった

<strong>咬まれた時の状況</strong>

ベランダや外に置いている靴を履いた時

・屋外に放置されたポリバケツのふちを持った

素手草むしりをしていた

素手でセアカゴケグモを駆除していた

・自宅で就寝中

車庫付近に保管していた手袋をはめた時

・雨戸やシャッターを開閉した時

・犬を公園で散歩させた後、犬と就寝したあと

・畑の農作業中

・公園内の遊具安全柵付近で

・駅のベンチに座っていた

・子供がプールサイドで入水前に座っているとき」

参考文献:「大阪府」ホームページ ”セアカゴケグモ咬傷事例の詳細”より

セアカゴケグモによる咬傷にご注意ください!/大阪府(おおさかふ)ホームページ [Osaka Prefectural Government]

暑い時期でも作業をする場合や、自然の多い場所に行く場合は、軍手や靴下は必要と考える。

そして、遊具の裏やベンチの裏にも生息している場合があるので、蜘蛛がいないか、確認してから座ったり、滑り台裏やタイヤの遊具なども確認する必要がある。

特に外に置いている履物には履く前の確認が予防になる。

もし注意していても、咬傷した場合の対応、駆除方法。

実は私が蜘蛛の巣を掃除した時に、薄いビニール手袋をしていましたが、少しチクっとしたような??感覚になりました。

咬まれてはいないと思ったのですが、色々と調べて見ると、咬まれたときに、局所症状で済んだり、全身症状(重症化する場合)があるようです。

局所の症状<br>数分~1時間後

・咬まれた部分の痛み

・腫れや赤み

・熱感やかゆみ

*上記症状は咬まれた周辺の直径約5㎝程度

咬まれた部分の対処法

咬まれた場合は、お湯か水で洗い流し、安静

出血があっても包帯や止血隊は使わない。

部分的な症状で回復する場合も多いです。

<strong>全身の症状</strong><br>約1時間後~12時間と初発は遅れる時もあり

・下肢を咬まれれば腹痛

・上腕を咬まれるとき、顔・首筋・胸の痛み

・吐き気やおう吐

・発熱や発汗

・筋肉の硬直・筋痙攣・脱力感・関節痛

・血圧上昇・頻脈・頭痛

・呼吸異常

参考文献:「セアカゴケグモの生態と刺咬症への対応」  執筆者:夏原由博氏 大阪市立環境科学研究所 Ⅵ後家蜘蛛咬症の症状と治療より

_pdf (jst.go.jp)

これらの症状は、セアカゴケグモに咬まれた認識がなければ医療機関では判断が難しくなるようです。

*また、免疫の低下した、子供や老人は注意が必要です。

ゆっくりと症状が進みますので、全身症状が出た場合は速やかに病院(駆除した蜘蛛を持って)受診してください。

痛みが強い場合も、病院を受診した方が対応できると思います。

必要性があれば、抗毒素血清を筋肉注射する治療をするようです。

⦅駆除方法⦆

必ず、軍手をはめてください。台所用のゴム手袋では嚙まれます

普通の殺虫剤(ピレスロイド系)で、効果があります。靴で踏みつぶすことも可能。巣が作られている場合は、卵も踏みつぶす。

巣は針金や捨てて良い棒で取り除いてください

巣は燃えるゴミに出してください。

卵の孵化がないかしばらく(2週間ほど)注意が必要。

まとめ、考察

いままで、蜘蛛の存在は知っていたものの、過去にニュースになってから21年ほどで、ついに自宅のベランダにも見かけるようになりました。

今後も見かけた場合は、卵が孵化する前に駆除する必要があります。

また、私自身蜘蛛の巣に対する知識がなかったため、充分な対策をせずに、巣を薄いビニール手袋だけで取り去ったのは、軽率だった。

幸い指の軽い痛みとわすかな腫れぼったさで、12時間経過しても、特に問題ないためこのまま様子を見たい。

あなたも、ご注意してくださいね。

最後までお読みいただき有難うございました。

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