子供3人のうち2人が思春期に、フケ・かゆみ・べたつきを感じるという状態。
皮膚科に受診したり、シャンプーを変えたり、あれこれ試してみた。
今でも、3人目は、髪を触ると「油がとれない」とは言っているものの、数年前に比べると少し緩和され、ひっかき傷は消えて小康状態だ。
子供が頭の気になる症状を言い始めると、今年も暑い時期がやってきたと毎年実感する。
しかし、上の子供の経験上、時間と共に状態が緩和される印象がある。
また、シャンプーは調べるほどに、さまざなな種類がある。
実際頭を洗ってみて、その体験をシェアしたい。
子供の訴えと経過、1人目皮膚科と抗菌剤入りシャンプー、3人目はシャンプーで対応。
一人目のフケかゆみ
子供が思春期になり、1人目は中学から高校にかけて、頭皮のかゆみフケなどで悩んでいた。
制服の色は濃紺なので、フケは目立つ。思春期あるあるだが、本人にとっては辛い現象である。
自分自身はあまり悩んだことはない現象なので、アドバイスや情報が乏しかった。
皮膚科に受診すると、「脂漏性皮膚炎」と言われ、ステロイドのローションが処方される。
しばらく塗り続けると 改善するが、また、汗をかく時期になると同じ症状になった。
結局、1人目は、皮膚科で同じような処方を繰り返していた。
当時は、ネット検索して、原因がマラセチア菌で抗菌剤の入ったシャンプーが良いという記事を参考に
薬局にある抗菌剤が入ったシャンプーを使ってみて、症状が改善した記憶がある。
その子供も20代になり、次第に症状は出なくなった。今は市販のシャンプーでも特にかゆみなどに悩まなくなっている。
3人目のフケ少々・かゆみ・べたつき
子供は今まで家族と同じ市販のシャンプーを使用していた。
しかし、高校2年生からフケが増え始め、髪に油が付いて取れないと気にしている。また、フケが増えたと言い出した。
私が見た状態では、それほどべったり油が付いている感じではない。
特に1人目ほどのフケの多さはないが、頭を掻いた傷跡が目立つ。かゆみとべたつきの本人の不快感がある。
家族で共用していたシャンプーはアミノ酸系の刺激の少ないものだった。
まずは、シャンプーを変えてみる。
ネットで調べた市販のフケやかゆみに良いシャンプーを試した。3種類ほど使うが、少しはましにという程度。
口コミを見て、購入したものの残念ながら子供に合わず。
次に動画で有名な人が勧める、プレ専用シャンプー(石鹸系でワックスなども落とす)も試してみるも、すっきりとべたつきは取れない。
フケも続く状態であった。
結局、べたつきに対して洗浄効果があり、地肌に優しく、気軽に試せるものを考えた結果
石鹸でシャンプーを試してみようと考えた。
まず、固形の石鹸に注目してみた。
試しに赤箱や青箱がある薬局でよく見かける昔ながらの石けんはどうか?
青箱を試すが、これも思ったほど髪のべたつきなくならない。
その次に、無添加無香料無着色の植物油脂使用(パーム油、パーム核油の植物油脂を原料に作られた。無添加せっけん)を使ってみた。
固形石鹸なので泡立ちネットを使い本人が使い始めたが、今までのシャンプーよりは落ちるが・・・
膜が張った髪に多少ましだが、一度ではすっきりと落ちた感覚はなかった。
本人がいつも烏の行水でしっかり洗えたのか?
シャンプー前後の洗い流しは、出来ているのか?
疑問だった。
頭皮の専門家がTVで予洗い(2分)やすすぎ(2分)を説明したが、本人はできていないと話す。
一度洗面所で洗髪を手伝って、多少は良くなった程度。
後日、本人の希望でもう一度私が、二度洗いしてみた。
洗髪後に髪がきしむので、家にあるお酢で、(お湯1リットル:お酢大さじ1)リンスをすると、きしみが収まった。
本人は一部残っているが今までの中で、べたつきが取れた感覚だという。頭皮のかき傷やフケは減っている印象だ。
その後も髪のべたつき感覚は続く。
石鹸は油を落とすが、顔の洗顔と同じく油を取りすぎてもよくないのでは?という疑問があった。
再度、ネットで様々な、シャンプーの口コミを調べて、新しいシャンプーを使ってみた。(メンズ用のスカルプシャンプー)
今回のシャンプーは今までの中では「良い方だ」という反応だったので、それを使い続けている。
3人目においては、現時点で皮膚科には通っていないが、髪のべたつき感のみ続いている。
これをを取るためには重曹シャンプーや炭酸シャンプーはどうかと思った。
まず、私自身が、重曹をシャンプーに混ぜて試してみた。
食用の重曹3gをいつも使うシャンプーに混ぜて使ってみた。
一度普通のシャンプーを軽くしてから重曹を少量の水分で溶かした後シャンプーに混ぜて、地肌をマッサージするように洗う。その後、シャワーヘッドを動かしながらしっかり洗い直す。
シャンプーと重曹を混ぜて、頭皮に乗せると泡立つ感覚があった。1~2分で流す。
洗った直後は、地肌と髪がキュッと油が取れた状態になった。石鹸シャンプーをした後の様に髪のきしみが強い。
その後クエン酸リンス(水500:クエン酸大さじ2:グリセリン大さじ1合わせたものを20mlを洗面器半分のお湯にとかす)をやったが、きしみは少し半減した感覚。
ドライヤーすると、髪は広がり気味だが、もさっとした、”素髪” になった印象
やはり、市販のリンスとは違い、しっとり感は少ない。
もう一つは、炭酸シャンプー
私自身も、行きつけの美容師さんから、カラーリングの色の入り方が悪いと指摘されてきた。
長年カラーリングやカラーリングを落ちにくくするトリートメントを使用、成分の中に椿油やさざんか油なども入っている。
一度、重曹シャンプーを使用して、カラーリングでの変化を確かめたい。と思いカラー数日前にシャンプーしてみた。
ドライヤーをすると、軋みもあるせいか髪の毛のボリューム感が出ていた。
1~2日で、軋み感はましになる。素髪になった感触なので、子供の髪も膜も解消するかもしれない。
カラーはいつもと同じように色は入っている。
カラーリング翌々日に炭酸濃度4400PPmのムース上の泡をじはだにのせて、 地肌をマッサージし2分後に洗い流す。
このシャンプーは地肌はキュッと油分が取れた印象だった。
頭皮のにおいは無くなり、きしみはない。
ドライヤ—後の、薄くなっている頭頂部の髪は立ち上がって、ボリュームが少し出ている。
スカルプケアとしては、私にとっては問題なかった。
炭酸シャンプーをカラーリング後に使用してみても、特に問題はなかった。
頭皮を洗うことが目的なので、10日に1度程の使用で、気になったときのみとした。
子供は、一度食用の重曹3gをシャンプーに混ぜ、地肌に2分ほどやさしくマッサージしてクエン酸リンスをしてみた。
結果、「べたつきはましにはなったけど、全部は取れていない。でも、ありかもしれない。」との感想。
まだ、子供が炭酸シャンプーは試していないので、お試ししたら記事にご報告します。
まとめ
成長期に起こりがちなフケ・かゆみ・べたつきの不快な症状を子供を通じて見聞きできた。
しかし、成長期で皮脂の量も増え変化の多い時期なのと、兄弟でも状態の強弱がある。
2人目においては、頭皮に関してのトラブルはない。
同じ両親、同じ食事をしていても、体質の個体差があるのか?と感じる
また、時間の経過とともに成長期を過ぎれば、軽減していく可能性も感じた。
状態が酷ければ、医師に受診して、薬に頼るのも一つの方法。
できれば、簡単な工夫で改善してくれると嬉しい。
結局、本人と親が納得する状態を目指す事が肝心だ。
私は、色々実験的に試してみたが、なかなか自分に合ったものを探すのは本当に難しい。
自分自身も、感じていなかった、カラー剤の入りが悪いことを他の人から聞いて初めて自覚した。
そういえば、顔はクレンジングするのに、陸続きの頭皮はクレンジングをやっていなかった。
頭皮を洗う感覚は初めてだったが、重曹の影響で髪がぼさぼさになった。
2日後に手触りも改善して、髪のもともとの手触りの感覚があった。
今後も、頭皮のクレンジングは月に一度続けて髪の調子も観察していきたい。
重曹は、食用であるが、もともとシャンプ―目的ではないので、頭皮に傷や、刺激が強い場合は、すぐに洗い流した方が良い。
私は実験的に自己責任で行ったので、必ず注意が必要です。
特に、頭皮に置く時間(2分以内)やお湯の温度は(38~40度)高温のお湯や、頭皮をゴシゴシとこする行為は、頭皮を痛めます。
ご注意ください。
以上、子供の頭皮の悩みからシャンプーの体験談でした。